「つくし」食べ方について知りたい方へ
本記事では以下のような、
●「つくし」の食べ方は?
●「つくし」下処理の方法って?
●「つくし」の使った料理はどんなものがあるの?
●「つくし」の栄養は?
●「つくし」って毒あるの?
という、あなたの疑問を解決します。
田舎に住んでいて、「つくし」を収穫して食べているワイが教えたるで。
是非詳しく知りたいです。
「つくし」食べ方は?

「つくし」は全国に自生している植物で、畑、畝(うね)に生えていて食用になります。
スギナと呼ばれる植物の胞子茎が「つくし」です。
「つくし」が生え始めると、春が来たという感じやね。
確かに、春によく見かけますね。
でも「つくし」って食べるのに、どうしたらいいんですか?
下処理とかするんでしょうか?
下処理はあるが、特に難しくはないで。
「つくし」の下処理方法
1.はかまを外す
はかまと呼ばれる部分は食べられないので、外しましょう。

先っぽは食べられるんですか?
食べられるで!ワイはあまり食べないが、お好みでかまへん。
2.茹でこぼし
沸騰したお湯にを用意し、「つくし」を入れて、再沸騰させて、10~15秒位茹でましょう。

茹でたらザルに揚げ、お湯を捨てます。

茹でたお湯は捨て、新しく沸騰したお湯を用意して、「つくし」を入れて再沸騰させて、を繰り返します。

この一連の流れを、【茹でこぼし】という。
「つくし」はアクが強い植物なので、何回か茹でこぼしをすることで、アクやエグミ取りにつながるんや。
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茹でこぼしが終われば、もう食べることはできるで。
あとは、好きな料理に使ってな。
ちなみに、天ぷらにする場合は、茹でこぼしはやらんでええ。
ふむふむ、具体的に「つくし」はどのような料理にするのがいいのでしょうか?
「つくし」を使った料理

「つくし」の代表的な料理は、以下のようになります。
■「つくし」の佃煮
■「つくし」の卵とじ
■「つくし」の天ぷら
■「つくし」の佃煮

茹でこぼした「つくし」を、めんつゆと砂糖で味を付けて煮ます。
ほろ苦く、とてもご飯に合うで。
作り方:別記事
■「つくし」の卵とじ

「つくし」の佃煮を卵でとじたものです。
「つくし」の苦みが苦手な人はこっちの方が食べやすいかもしれんで。
★作り方:別記事
■「つくし」の天ぷら

袴を外して、茹でこぼしはせず、そのまま衣をつけて揚げます。
カリッと揚がった「つくし」はつまみにもええで。
★作り方:別記事
「つくし」の栄養
「つくし」は意外にも、栄養が豊富です。
特に、脂溶性ビタミンであるビタミンE(α-トコフェロール量)は野菜の中でもトップクラスです。
「つくし」のビタミンEは、100gあたり4.9㎎や。
これはビタミンEが多いと言われるアボカドでも3.3㎎なので、「つくし」は非常にビタミンEが豊富と言える。
ちなみにビタミンEは、体内の活性酸素を取り除くなどの〈抗酸化作用〉として知られているで。
あんな細いのに、そんな栄養が!
そういえば、「つくし」には毒があると聞いたんですが、食べても大丈夫なんでしょうか?
それな。
確かに「つくし」には毒があるので、食べすぎには注意が必要や。
「つくし」の毒性

「つくし」にはごく微量ですが、チアミノーゼ、アルカノイド、無塩ケイ素といった毒があります。
とは言え、本当にごく微量なので、物凄く大量に食べない限りは、まず気大丈夫だと思われます。
まぁ「つくし」食べて搬送されたなんて聞いたことないからな。
基本的には、大丈夫ってことや。
確かに。
とは言え、毒って聞くとなんとなく不安になりますね。
そやね。
なので、食べるにしても、物凄く沢山食べないで、小鉢ぐらいが無難ってことや。
また念のため、心臓・腎臓に疾患のある人、ニコチン過敏症の人などは食べないようにした方がええで。
無理して食べてもしょうがないからな。
食べる、食べない、食べる量などは自己責任でよろしくな。
今回は以上や。