「トコブシ」の冷凍保存方法について知りたい方へ
本記事では、
●「トコブシ」の冷凍保存はどうすればいいの?
●「トコブシ」って冷凍できるの?
●「トコブシ」をなるべく長く保存する方法が知りたい!
というあなたの悩みにお答えします。
海辺の田舎に住んで、漁協権を保有していて毎年素潜りで「トコブシ」と「アワビ」を取っているワイが、詳しく教えたるで。
結論から言うと冷凍保存は可能。
個人的に数年以上行っている方法で、特に問題は起きたことないんやけど、貝は傷みやすい食材なうえ、科学的根拠はないから注意しておいてな。
参考にして保存する場合は、自己責任で頼みま。
「トコブシ」冷凍保存法2パターン紹介

冷凍方法は2通りあります。
「そのまま冷凍」か「加工してから冷凍」
ちなみにワイは「加工してから冷凍」派なんやが、周りの漁師の人はそのまま冷凍が多いかで。
後々、どう調理するかで使い分けるとええと思うで。
では具体的な方法や。
「そのまま冷凍」

生きた「トコブシ」をビニール袋に入れて、冷凍庫に入れるだけ。
食べる際は、加熱調理した方がいいです。
メリットは、冷凍するまでに手間がかからないことと、保存後も味がついていないので、料理にあまり制限がないことやね。
デメリットは、食べるときに調理が必要になってくることや。
冷凍したのを生で食べたことがないのでわからんが、一応加熱調理法を選択した方がええと思うで。
「加工してから冷凍」

塩や調味料で味を付けて煮た「トコブシ」を冷ましてから、ビニール袋などに入れて冷凍する方法。
食べる際は解凍して、温めればすぐに食べられます。
具体的な方法は以下の通りです。
ワイが行っているのは、『煮つけ』にしてから冷凍する方法や。
貝を鍋に入れ、

貝と同量ぐらいの水を入れましょう。

入れたら、火にかけ沸騰させます。

沸騰したら灰汁(あく)が出てくるので、火を少し弱め灰汁を取りましょう。

灰汁が大体取れたら砂糖を入れ、

麺つゆを入れ、少し沸いている位の火加減にして5分茹でます。

茹で上がったら、汁から貝は取り出して冷まします。

冷めたら、ビニール袋などに小分けにして冷凍しましょう。

汁は一緒に入れるか、炊き込みご飯に使うといいです。
この方法のメリットは、解凍して温めればすぐに食べられるのと、調味料のおかげで生よりは長持ちだと思われること。
デメリットは、冷凍前に手間がかかるのと、味がついているので、後々料理に制限があることやね。
使い分けとしては、冷凍する前にどうやって食べるか決まってないなら、そのまま冷凍。
どうせ食べるから、後で楽したいなら先に調理加工して冷凍。
と言った感じで好みで使い分けてな。
では最後に保存期間についてや。
「トコブシ」冷凍保存期間

科学的根拠はありませんが、どちらの方法も1カ月位をめどに使うのが食材の鮮度的にもいいとは思います。
調味料を加えて火を通してある「加工してから冷凍」の方が長持ちするとは思いますが、過信は禁物です。
まぁぶっちゃけワイは、「加工してから冷凍」のモノは半年前のでも問題なく食えたけどね。決してオススメはしない。
貝はもともと傷みやすいモノだから冷凍とはいえ、できるだけ早めに使うようにしてな。
以上が、「トコブシ」2パターンの保存方法を紹介や。
すぐに食べるのがベストだけど、仕方なく冷凍する場合は参考にしてみてな。