【田舎移住】をお考えの方へ
都会の喧騒、職場の人間関係に疲れ、感染症予防の観点からも、【田舎移住】を考えています。
でも、実際【田舎移住】ってどうなんでしょうか?
知っておくべきことがあれば教えて頂きたいです。
このようなお悩みに関して、本記事では、【田舎移住】をする前に知っておくべきことを、まとめておきました。
元々都会で働いていて、現在は田舎(実家)に住んでいて、田舎でお店も経営していたワイが、実体験から感じていることを教えたるで。
【田舎移住】に失敗しないために、知っておくべき田舎の現状を紹介や。
田舎に移住を考えているなら、読んでおいて損はないと思うで。
【田舎移住】する前に知っておきたい「24」のこと
一応注意点として、「田舎」といっても、ここに書かれたことが全て共通するとは限らないので注意してな。
当然その土地、土地によって違いはあるので、詳しく知りたい場合は、移住先に決めている場所に住んでいる人に、聞いてみることをオススメする。
■【田舎移住】生活面

①お店
スーパーなどは近場には1件しかなく、日用品・食品の買い物は、そこでするしかありません。
コンビニは場所によっては2、3店かたまっていたりしますが、そもそもコンビニに行くのに、車じゃないと行けない距離の場合が多いです。
②品揃え
普通に生活する分には困りませんが、料理で使う特殊な食材などは、手に入りにくいです。
どうしても欲しい場合は、遠出するか、通販が便利です。
③病院
小さい診療所のような病院はありますが、大きな病院や、専門的な分野のモノは都心の方に集中しがちなので、1時間~2時間は、通院するだけでかかる場合があります。
若いうちはいいかもしれませんが、ご高齢・持病を持っている方、急病などの場合は、病院が遠いのはネックになります。
④ネット・電波
キャリア携帯・スマホでも、電波の入りが悪い地区は存在します。
ポケットWi-Fiは基本的には基地局が無く、使えないと思った方が良いです。
ネット回線は今となっては光ですが、数年前までは普通にADSLでした。
ネット環境は1度調べておいた方がいいと思います。
⑤飲食店
飲食店は限られています。
夜はお客さんが来ないので、閉まるのも大体早いです。
ファーストフード(牛丼・ハンバーガー・弁当)店などは基本ないです。
⑥移動手段
電車があれば良いですが、ない場合は、バス・タクシー・自家用車・徒歩です。
バスは、本数が少なく、1時間に1本位。
タクシーは走ってないから、呼ぶ。
徒歩は、夜の場合は街灯が少ないので危ない。
自家用車がベターですが、飲酒ができない等の問題もあります。
■【田舎移住】学校

⑦通学
田舎は人数が少なくなり、過疎化が進んでいます。
よって、閉校するところが多く、近くに学校がないので、小学校の時から路線バスで通学なんてことはザラです。
小中学校位ならまだ近いですが、高校になると下宿か一人暮らしか、一緒に引っ越すパターンが多いです。
ただし、バスで何時間もかけて通学する人も中にはいます。
⑧部活
中学校からある部活動にも、限りがあります。
文化部はなく運動部のみ。
例えば、
男子は、野球、テニス、バスケ
女子は、ソフト、テニス、バレー
と言った感じで選択肢が少ないです。
生徒数が減ってくると、団体競技ができず、個人競技の部活しかない場合もあります。
可能性がある若い時期に選択肢を狭めて、可能性を伸ばせてあげられないという問題が生じる場合があります。
⑨習い事
部活同様、習い事も限られています。
習い事は、ピアノ、空手、塾などがあれば良いですが、英会話すらできない場合が多いです。
1時間かけて都心に出向いて習い事をしても良いですが、時間がかかります。
■【田舎移住】人間関係

⑩噂はSNSより拡散スピードが速い
田舎には謎の田舎ネットワークが存在するので、噂は爆速で広まります。
「あそこ家の子が帰省してくるよ」とか、「仕事辞めたみたいよ」とか、「あの子とあの子付き合ってるらしいよ」とか、真意はどうであれ結構どうでもいい噂でも広がるのは早いです。
⑪良くも悪くも色々やってくれる
人と人との繋がりが強いため、土地の人と友好的な関係なら、色々助けてくれたり、手伝ってくれます。
しかし、頼んでいないことまでやってくれたりする場合があるので、人によっては、ありがた迷惑になる場合があります。
⑫自治体の役・青年団・消防団・祭りなどとの関り
田舎は人数が減少してきているので、新たな人材確保には躍起です。
特に若く、社交性がある場合は、「自治体の役」、「青年団」、「消防団」などの、役割に誘われることがあります。
また祭りなど、地域の行事の誘いは、仕事より優先という考えもあったりします。
断るか、受けるかは個人の自由です。
ただし、断る場合は、土地の人柄によっては、やって当たり前という謎の考えがあるので、理解してもらえない場合があります。
そういった組織に入った場合、そう簡単に抜けられないとは思っておいた方が良いです。
⑬外者に対する警戒心は高い
「どこの家のもんだ?」という探りを入れられることは多いです。
地元の人で帰省してきたなら、家を言えば大体はウエルカムですが、外部から来て地元に繋がりがないと、色々探られる場合があります。
■【田舎移住】仕事

⑭仕事の選択肢
普通に仕事を探すと、「旅館」、「老人ホーム」、「飲食店」、「土木」などが大半で、年齢が若ければ、「JA」、「公務員」という選択肢もあります。
農家はあまり募集を出していないので、自分で畑を借りて始めたり、飲食店を開業する「自営業」という選択肢もあります。
職の選択肢は、当然都会に比べると少ないのが現状です。
在宅やテレワークなどの仕事がある場合は、あまり問題ないです。
⑮職場環境
職種・働く人個人の感覚にもよりますが、のんびりしている人が多いので、わりとゆるい場合が多いです。
全くの素人が、飲食店やっていたりすることもあるので、前線でバリバリ働いていた人は物足りないかもしれません。
■【田舎移住】お金

⑯ガス
ガスは高いです。
これは都市ガスがない場合の方が、多いからです。
田舎は基本的にはプロパンガスなので、都市ガスに比べると割高になります。
⑰ガソリン
輸送費の関係もあるのか、ガソリン自体は少し割高です。
田舎で自家用車を使う場合、走る距離も長く、頻度も多くなりがちなうえ、結構な頻度でガソリンを入れる可能性は出てきます。
⑱家賃
マンションはあまりありませんが、アパートはあります。
大体安いです。
3万円ぐらいで1LDKとはあります。
また空き家は多いので、地元の方にコネがあるなら、交渉すれば1軒家を安く借りれる場合もあります。
⑲区費・消防費
自治体費がかかる場合があります。
主に区費と呼ばれるもので、住民税とは別で、そこの自治体の運営費みたいなものです。
値段は年間:2〜3万円位取られる場合があります。
その中に消防費として、消防団の活動費も含まれていることが多いです。
⑳食費は意外とかからない場合もある
これも、場合によってかなり変わりますが、住んでいる土地の人と有効な関係を築けているのなら、畑で取れた野菜や、海でとれた、魚、貝、山で取れた山菜、ジビエなどを貰うことは多いです。
しかも量が結構多かったりするので、食費に関しては意外とかからないで済む場合もあります。
■【田舎移住】自然

㉑星が綺麗
ビルや、ネオンの明かりどころか、街灯も無い場合が多いので、星は綺麗に見えます。
冬などは空気が住んでると特に綺麗です。
㉒海の幸・山の幸
春・秋になれば「山菜」、冬は「ジビエ」、夏は「海産物」など季節のモノを味わうことができます。
ただし採取する際には資格が必要な場合があるので、住んでる人に聞いてみましょう。
漁協権などは、実家の場合は持っている場合が多いですが、外部から来た場合だと入手が難しいです。
㉓アウトドア
火器厳禁、テント禁止などの場合の場所を除き、ルールをしっかり守れば、アウトドアをすることは大いに可能です。
ただし最近では、密にならないことからアウトドアをやる人が増え、それによって、マナーの悪いのも増えてきたので、「釣り禁止」、「漁協関係者以外進入禁止」などの禁止処置をとる自治体が増えてきているのも事実なので、ルールに従いましょう。
■【田舎移住】娯楽

㉔カラオケ・映画館・ボーリング
娯楽施設はほとんどないです。
「カラオケ」・「映画館」・「ボーリング」などは特になく、1時間以上かけて繁華街に行くのが大体です。
「居酒屋」も無くはないですが、ほぼ自営でチェーン店はありません。
地元の方が大半なので、かなり入りにくい場合の所が多いです。
また、電車があるもしくは、徒歩で行ける距離にあれば良いですが、ない場合は、無料でマスターなどが送迎してくれる所もありますが、まず新規さんではハードルが高いです。
■総括
以上が、【田舎移住】する前に知っておきたい23のことや。
田舎に移住するのは大いに構わないし、良いことだけど、理想と現実とのギャップに悩む人を、何人もみてきたので、よく考えてな。
やはり何より、移住先に住んでいて、尚且つ物事を客観的に見れる人に聞くのが理想的ではある。
地元愛が強い人だと、見えてこない事実もあるので気を付けてな。
聞きたいことは、上記の24項目で自分が気になることがあれば、それを聞いてみるのがいいと思うで。
では、いい田舎の移住先が見つかることを祈っているで。
今回は以上や。