「焚火台」で飯盒炊爨(はんごうすいさん)する方法を知りたい方へ
「焚き火台」を使って、飯盒でお米を炊く方法を知りたいです。
なかなか、うまくご飯が炊けずに困っています。
何かいい方法やコツとかは、あるのでしょうか?
このような、お悩みを解決します。
趣味がアウトドアのワイが、「焚き火台」を使って、実際に飯盒でお米を炊いている方法を紹介するで。
結論から言うと「焚き火台」での飯盒炊飯は、コツをつかめばできます。
本記事ではそのコツと注意点もふまえて、まとめてみました。
記事の内容は以下の通りです↓
「焚火台」で飯盒炊爨する方法

準備するもの
焚き火台
薪
飯盒
米 1合
水 1合
ちなみにワイが使用している「焚き火台」は↓や。
安いのでオススメなのと、飯盒が乗るサイズやで。
やり方
1.米を研いで水に浸す
飯盒にお米を入れ、米を研ぎます。
2~3回位水を換えて、研ぎましょう。

米が研げたら、水200ml(1合)入れて、夏場は30分程、冬場は1~2時間程、置いておきましょう。

2.火にかける
「焚き火台」に薪をくべ、火を起しておきます。

火が強すぎる場合は、少し落ち着いたら飯盒を乗せましょう。
火力としては、炎が「焚き火台」の中で納まっている位ならOKです。

ちなみに、火を起すのが難しい!って人は、着火剤の代わりに「松ぼっくり」を使う方法もあるので、参考にしてみてな。
〈ゆるキャン△〉で使われていた方法や。
3.炊く
ここからは、状況を見て判断します。
①火にかけていると、湯気が出始めます。
火加減は強くする必要はありませんが、弱くなってきたら、1本位薪を足しておきましょう。

②しばらくすると、吹きこぼれてくるので、蓋が開かないように石などを乗せておきます。
少し薪を抜いたりして、火を弱めておきましょう。
③吹きこぼれが収まってくると、香ばしいニオイがして、飯盒からチリチリとした乾いた音がしてきます。
これが炊き上がりの合図です。
すぐに火から下ろして、10~15分は蒸らしましょう。

完成:「焚火台」で飯盒炊爨したご飯

ガス火と違って、火がかなり不安定なので、時間はあまりあてにはならんが、火にかけてから、下ろすまでが大体15分や。
香ばしいニオイがして、チリチリ音がし始めたら焦げる手前なので、火から下ろした方がええで。
「焚火台」で飯盒炊爨するコツ

コツは3つです。
1.米をしっかり水に浸す
2.ニオイと音で判断
3.蒸らす
1.米をしっかり水に浸す
これは飯盒炊飯に限らず言えることですが、研いだお米はしっかりと水に浸しましょう。
充分に水を吸わせることで、ふっくらとした仕上がりになります。
長く浸けすぎても、ベタつきのある仕上がりになるので、注意しましょう。
夏場は30分程、冬場は1~2時間程が目安です。
2.ニオイと音で判断
炊きあがりを判断するのに、この2つは非常に重要です。
ジュージューやグツグツ音がしている間は、水分がある音です。
基本的には、この音がしている間は焦げません。
チリチリとした音は、水分が無くなり焦げる一歩手前です。
この段階になると香ばしいニオイもしてきますが、そのまま火にかけているとすぐに焦げるので、火を弱めるか、火から下ろしましょう。
音を聞く場合は、耳を飯盒に近づけて聞くといいですが、火があるので注意してください。
焚き火は、ガス火と違い火の強さが一定ではないので、この2つで炊き上がりを判断するといいです。
3.蒸らす
火から下ろしたら、すぐに開けたい気持ちを抑えて10〜15分程置いておきましょう。
蒸らすことで、ご飯粒の水分が均一になります。
蒸らしが充分でないと、水っぽい仕上がりになるのでしっかり蒸らしましょう。
「焚火台」で飯盒炊爨する際の注意点

「焚き火台」で、飯盒炊爨する注意点を3点程まとめておきます。
1.「焚き火台」のサイズを合わせる
2.「焚き火台」は平らな所に置く
3.火の取り扱いには注意する
1.焚き火台のサイズを合わせる
「焚き火台」で飯盒炊爨をする場合、焚き火台は飯盒が乗るサイズのモノか、飯盒より大きめのモノを選択しましょう。
小さいと熱が均等にいきわたらず、ご飯の仕上がりがいまいちになってしまいます。
焚き火台は、様々なサイズや種類があるので、色々見比べてみるとええで。
オススメなメーカーはロゴスとかやね。
2.「焚き火台」は平らな所に置く
焚き火台を使用する際は、なるべく平らな場所を選びましょう。
飯盒を乗せて炊く場合は、傾いていたりすると、倒れるので危険です。
凸凹な所はできるだけ避けて、設置しよな。
3.火の取り扱いには注意する
火をおこす際は、必ず近くに水を確保しておきましょう。
「焚き火台」の規模なら、バケツ1杯の水で消せます。
また、周りに燃え広がるようなモノがない所で、焚き火を行いましょう。
焚き火禁止の場所では行わないように、マナーは守りましょう。
火は危ないから注意して焚き火しような。
※使用されている写真の「らっこック」は、この記事のために火の近くにいますが、安全に配慮して撮影しています。基本的には、火の近くに燃えやすいモノは置かないようにしましょう。
まとめ
●「焚火台」で飯盒炊爨する場合は、しっかりと水に浸した米を使い、音とニオイで出来上がりを判断して、しっかり蒸らす。
●「焚き火台」は飯盒のサイズに見合うモノを使い、平らな場所に設置する。
●火の取り扱いには注意する。
ふむ。では、安全に注意しながら、音とニオイに注目して「焚き火台」で、飯盒炊爨やってみたいと思います。
皆も「焚き火」で飯盒炊爨する際は、火の取り扱いに注意してやってな。
今回は以上や。