「ツルムラサキ」の食べ方について知りたい方へ
「ツルムラサキ」の食べ方を知りたいです。
スーパーで見かけるのですが、どうやって食べるのかわからなくて、困っています。
「ツルムラサキ」の食べ方・レシピと、できれば栄養について知りたいです。
本記事では、このようなお悩みを、解決します。
おけ。料理歴の長く、栄養士の資格を持っているワイが、実際に「ツルムラサキ」を食べている方法を教えるで。
参考にしてみてな。
「ツルムラサキ」は意外とお手頃な値段の、野菜です。
あまり聞きなれないこの野菜、どうやって食べるのが良いのでしょうか?
結論から言ってしまえば、ほうれん草と同じような食べ方で構いません。
ただし、「ツルムラサキ」特有のネバネバ感もあるので、その点もふまえて食べ方を紹介したいと思います。
本記事の内容は以下の通りです↓
「ツルムラサキ」茹で方

まずは、「ツルムラサキ」の茹で方です。
料理にする際は、ほうれん草と同じように茹でてから使います。
方法は以下の通りです。
方法
1.お湯に入れる
たっぷりのお湯を沸かします。
塩をひとつまみ入れたら、「ツルムラサキ」を茎側から入れます。

たっぷりのお湯で茹でる理由は、
お湯に野菜を入れると温度が下がるのを防ぎ、酵素などによって変色するのを防ぐためやで。
2.茹でる
菜箸などを使い、全体をお湯に浸します。
常に沸いてる位の火加減にして、1~2分程茹でましょう。
茎が柔らかく、全体がしなっとすれば、OKです。

3.冷却
茹で上がったら、氷水に入れて冷やします。

氷水に落とす理由は、茹で上がりの色を綺麗にするためや。
温度差があるほど綺麗に仕上がるので、氷水を使うんやで。
4.絞って、切る
氷水から取り出し、水気を絞ります。
食べやすい大きさに切って、料理に使いましょう。

「ツルムラサキ」レシピ
「ツルムラサキ」は、独特なネバネバ感もあります。
ネバネバ感という点では、〈モロヘイヤ〉も似ていますが、「ツルムラサキ」は、あまりクセが無いのでどんな料理にも合います。
本記事では2点、「ツルムラサキ」のレシピを紹介します。
・「ツルムラサキのおひたし」
・「ツルムラサキの和風パスタ」
・「ツルムラサキのおひたし」

〈材料〉1人前
茹でたツルムラサキ 小鉢1皿分
麺つゆ 小さじ1
水 小さじ2
かつお節 適量
胡麻 適量
〈作り方〉
茹で上げて、切ったツルムラサキを小鉢に入れます。
そこに、麺つゆ、水、胡麻を加えて、混ぜ合わせます。
最後にかつお節をちらせば、完成です。

完成:ツルムラサキのおひたし

下茹でをしてしまえばできるから、非常に簡単やで。
・ツルムラサキの和風パスタ

〈材料〉2人前
スパゲッティ 200g
ツルムラサキ 入れたいだけ
ベーコン 3枚
小ネギ 2本位
バター 適量
しょうゆ 適量
かつお節 適量
〈作り方〉
コチラも、下茹でした「ツルムラサキ」を使うんやけど、詳しい作り方は長くなってしまうので、別記事に書いてあるからそっちを読んでな。
「ツルムラサキ」の美味しい食べ方なので、是非やってみてな。
「ツルムラサキ」の栄養
「ツルムラサキ」の栄養の特徴は、大体以下の通りです。
●カルシウムやマグネシウムなどの、ミネラルを多く含む
●βカロテン
●ビタミンCも多い
カルシウム
「ツルムラサキ」100gあたり、カルシウムを150㎎含んでいます。
似た野菜のほうれん草は、100gあたり49㎎のカルシウムの量なので、ツルムラサキは約3倍のカルシウムを含んでいることになります。
マグネシウム
代謝作用全般に必要な栄養素の、マグネシウム。
「ツルムラサキ」はマグネシウムも多く、100gあたりのマグネシウムの量はの、67㎎。
マグネシウムの多い野菜の落花生でも100㎎なので、わりと豊富なマグネシウムを含んでいます。
βカロテン
抗発酸化作用や、体の老化を抑え、動脈硬化・ガンなどの予防にも効果があると考えられている、βカロテン。
水には溶けないが油に溶けやすい性質なので、油と調理することで効率よく摂ることができます。
「ツルムラサキ」100g当たりの、βカロテン総量は3000µg含んでいます。
ビタミンC
抗酸化作用、アンチエイジングに有効と言われている、ビタミンC。
「ツルムラサキ」のビタミンCの含有量は、100gあたり41㎎。
イチゴ100gあたり62㎎なので、野菜としては多い方。
※数値は、文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参照
ふむ。なるほど。
「ツルムラサキ」の食べ方、レシピ、栄養がわかりました。
これで大丈夫です。
わからない食材は手を出しにくいからね。
今回は以上や。みんなも「ツルムラサキ」食べてみてな。