「カマス」を刺身で食べたい方へ
「カマス」の刺身を食べたことが、ありますか?
実は、あまり知られていないのですが、「カマス」は刺身で食べることが可能です。
しかも、とても美味しいです!!
●「カマス」を刺身にする方法は?
●「カマス」の刺身の美味しい食べ方が知りたい!
●「カマス」は刺身食べても大丈夫?
このようなお悩みを解決します!
本記事の内容は以下の通りです。
1.「カマス」の刺身作り方
2.「カマス」の刺身に手を加えて美味しくする方法
3.「カマス」を刺身で食べる際の注意点
4.「カマス」の刺身を作る際にあると便利な道具
☆レシピの由来
海辺に住んでいて漁協権を持ち、釣ったり、捕まえた魚を実際に食べているワイが、美味しく食べる方法を紹介するで!
※注意として、どんな魚でも言えることですが、市販のお魚を捌いて刺身で食べる際は、新鮮なモノか、刺身で可能な魚を使いましょう。
加熱せず食べるモノは、何においても少なからずリスクは存在するので、自己責任でお願いします。
1.「カマス」の刺身作り方

作り方
1.下処理
まず「カマス」のウロコを取り、内臓を取り出しましょう。
腹側を切ると内臓は簡単に取り出せます。

内臓とウロコが取れたら、写真:右のような血合いの部分を、水で洗いましょう。
2.捌く
3枚におろしましょう。
基本的に、魚の3枚おろしと、方法は一緒です。
「カマス」は細長いので、わりと簡単におろせます。
頭がある場合は、まず頭を落とし、背中・腹側共に中骨まで、切り込みを入れます。

最後に繋がっている中骨の部分を切るように、縦に切りましょう。

魚を捌くのに慣れているなら、いきなり中骨から切る、〈大名おろし〉でも構いません。
3.皮と骨を外す
腹の部分の骨を包丁ですきます。
次に、骨抜きなどを使い、真ん中にある小骨を抜きましょう。

皮はそのままでも食べられなくはないですが、外しましょう。
包丁で皮をひくか、手でも剥がせます。
4.刺身にする
食べやすい大きさに切って、盛りつければ完成です。

2.「カマス」の刺身に手を加えて、美味しくする方法

上記で作った刺身をそのまま食べても美味しいですが、「カマス」の刺身に手を加えて、美味しくする方法を、ご紹介します。
それは、少し火を通す(たたき)です。
少し火を通すことで、カマスの皮と身の間にある薄い脂肪層の旨味を、活かすことができます。
また表面を加熱することにより、寄生虫の駆除にもなります。
バーナーで炙っても良いですが、バーナーを使わなくてもフライパンで火を通す方法を、お教えします。
方法
1.よく温めたフライパンでさっと焼く
火を通すのは、「カマス」の刺身、工程3(皮は外さない)が終わった段階で、行うといいです。
フライパンをよく温め、そこに皮面からカマスを入れます。
(この際、フライパンに薄く油を塗っておいた方が◎)
強火のまま5秒位焼き、ひっくり返して反対側も、5秒ほど焼きます。

2.氷水に落とす
両面焼いたら、すぐに氷水に落として、冷やします。
次に、キッチンペーパーなどに挟んで、水気を切ります。

3.切り分ける
食べやすい大きさに切り分け、盛り付けましょう。

完成:「カマス」の刺身に手を加えて、美味しくする方法『たたき』

後は、お好みで醤油かポン酢で食べるとええで。
3.「カマス」を刺身で食べる際の注意点
「カマス」を生で食べる際には注意が必要です。
「カマス」には寄生虫がいます。
代表的なのは、ウオノエとアニサキスです。
ウオノエ
人体に無害です。
実は、素揚げにして、食べることもできます。
アニサキス
人体に害があります。
寄生虫の食中毒原因としては有名です。
軽い腹痛で済む場合もありますが、ひどいと、稀に腸閉塞などになります。
どちらも目で確認できる大きさなので、捌いたときによく見て、除去しましょう。
アニサキスが怖い場合は、表面を焼いて、駆除することもできます。
完全な生ではなく、できるだけ、火を通すようにするといいです。
4.「カマス」の刺身を作る際にあると便利な道具
「カマス」の刺身に限らず、刺身を作る際にあると便利な道具を2つほど紹介します。
●骨抜き
●柳葉包丁
魚の小骨を抜く際に非常重宝します。
1個あると便利。
ないと骨を抜くのが大変です。
魚を捌く際に使う、出刃包丁に比べると、刃渡りが長く、刃が薄い。
「カマス」のような細長い魚を捌くのにも使える。
「カマス」の刺身やってみてな。