「殺菌」「除菌」「消毒」など世の中の菌に関する商品には、色々な呼び方が使われています。
しかし実際何が違うのか、ご存知の人は少ないのではないでしょうか?
殺菌方法の違いを簡単にまとめてみたので食中毒予防などの参考にしてみて下さい。
らっこックさん。まな板には「抗菌」と書かれていて、アルコール―スプレーなどには「除菌」と書かれているのですが、違いはなんなんでしょうか?
なんや。ナマモノ君急に。
いやぁ、なんか冬場とか「ノロウイル」とか、他にも食中毒など、怖いじゃないですか。なので色々食中毒防止アイテムを漁っていたんですが、殺菌の種類違いがわからなくて。
まぁ確かに。しゃぁないのうワイができるだけ、わかりやすく説明してやから心して聞くんやで!
ありがとうございます。やけに今日は親切ですね。
ワイはいつだって新設設計やで。
ノロウイルスがどうとか言ってたから「牡蠣」食べたいなぁと思って。チラッ
やはりそうゆう魂胆か。
「殺菌」「除菌」「消毒」などの違いについてわかりやすく解説!!
種類
まぁ大まかにあげるなら5種類や。
大体使われる単語は以下の5つになります。
- 「殺菌」
- 「除菌」
- 「消毒」
- 「抗菌」
- 「滅菌(めっきん)」
何やら、1番下のが聞いたことないですが。
まぁ、あんま聞いたことないかもね。とりあえず、一つずつ説明したるは。
「殺菌」とは
有害性のある「菌を殺すこと」を殺菌と言います。
ただし、殺菌によってすべての菌がいなくなる訳ではありません。
基本的に、薬機法によって効果がみとめられた「医薬品」、「医薬部外品」にしか「殺菌」という表記は使えません。
薬用ハンドソープ・石鹸などに使われていることが多いで。
ちなみに、「医薬部外品」は簡単に言うと「医薬品」程の強さは無いモノや。
「除菌」とは
文字通り、「菌を取り除く」ことを意味します。
ほぼ「殺菌」と同じ意味で、医薬品や医薬部外品以外では「殺菌」を使えないためこの表現がよく使われています。
薬機法による規制はないです。
「殺菌」と同じく、すべての菌がいなくなる訳ではありません。
「ウェットティッシュ」などによく使われている表現やね。
「消毒」とは
病原性のある菌を死滅させること。
また体に有害な物質を除去または無害化することも「消毒」には含まれます。
「殺菌」「除菌」と同じく、すべての菌がいなくなる訳ではありません。
よく「アルコール消毒」とかいわれる手指に使う消毒液に使われている表現やね
「滅菌」とは
「めっきん」と読みます。
「殺菌」の中でも最強クラスです。
あらゆる菌(有害・無害関係なく)やっつけます。
いわゆる「無菌」状態を作るのに用いられる方法です
医療道具などに用いられる方法です。
まず使うことはないと思うが「滅菌」するにはオートクレーブという機械を使うことが多いで。
ここまで、が大体「菌をやっつける」ことを中心ににしたことやね
「抗菌」とは
上記の「殺菌」「除菌」「消毒」とは違い、菌をやっつける訳ではなく、菌が増えるのを防ぐのが杭菌です。
菌が増えにくい環境を作ってあるというイメージです。
薬機法による規制はありません。
「抗菌」まな板などが料理関係ではよく見かけるで
まとめ
●「殺菌」「除菌」「消毒」「滅菌」は菌をやっつけて、食中毒などを雑菌を減らすのが目的。
●「薬機法」によって表現の使える使えないが分かれているので大体は一緒。
●「抗菌」は菌の増殖を防ぐ、増殖しにくい環境を作るのが目的。
まぁ、ざっというとこんな感じやね。
「食中毒」を防ぐという意味ではどれを行っても間違いではないから、このような違いがあるのを理解しておくとええで。
ふむふむ。これで違いがわかりました。