「たけのこを頂きました」
「いいですね!でもこの、たけのこなんか細長くないですか?」
「ナマモノくんこれは【真竹】という種類のたけのこなのだよ」
「まだけ?味は何か違うんですか?」
「そうね。いい機会なので調理する前に違いについて簡単に説明しておこう」
「よろしくッス」
「たけのこ」の種類による違い
たけのこの種類
◆「孟宗竹(もうそうちく)」
前回の記事で普通の「たけのこ」の茹で方を紹介しましたが、この世間一般的に流通している「たけのこ」は【孟宗竹(もうそうちく)】といわれる種類になります。
- 白くて太く
- えぐみが弱く甘みがある
- 香りがよい
といいった特徴があります。
「〈たけのこ〉といったらこの孟宗竹になる訳や」
「むしろ種類があるなんて気にもしていませんでした」
「まぁ普通は気にしないからね」
「で今回頂いたのが【真竹(まだけ)】になる訳ですね!」
「そやで」
◆「真竹(まだけ)」
「孟宗竹」に比べ細く、食用の際の特徴としては、
- 少し硬い
- 苦味、えぐみがある
- 香りは良い
などの特徴があります。
「ちなみに堀ったばかりのモノなら刺身で食べられるんやで」
「刺身で?!でも、えぐみと苦味があるのではないですか?」
「それは、掘ってから時間が経つにつれて苦味・えぐみが出てきてしまうんや」
「だから掘ったばかりのモノなら大丈夫やで」
「へー食べてみたいです!!」
「まぁなかなか難しいよね。そもそもこの真竹はあまり流通していないからね」
「ですよね。残念です」
「ちなみに今回はあまり詳しく紹介しませんが、もう1つ種類があります」
◆「破竹(はちく)」
見た目は「真竹」のたけのこに似ていますが、
あくが少ないため、あく抜きの必要がないです。
味はクセもなく、あっさりとしています。
「色々と種類があるんですね。でも種類によって茹で方とか違うんでしょうか?」
「いやたいして変わらんよ。では本題、今回の「真竹」の茹で方です」
過去記事:【たけのこ】|意外とわからない!【生のたけのこ】をどうやって茹でればいいのかを解説
「真竹(まだけ)」たけのこの茹で方と保存法
「真竹」の茹で方
皮を剥く
包丁などで切れ込みを入れ、
皮を剥いていくか、
縦半分に割って
身の部分だけを取り出す方が簡単です。
「たけのこ」を茹でる
皮を剥いた、たけのこを鍋に入れ水を入れましょう。
この際、掘ってから時間が経っている場合は「えぐみ」「苦味」がるので、「糠」を入れ一緒に火にかけましょう。
火にかけたら沸騰させ、20分位茹でます。
茹で上がったらザルにあげ、水気を切り冷ましましょう。
茹でた「たけのこ」の保存法
「たけのこは冷凍できるで」
冷凍する場合は、食べやすい大きさにカットしておくと後々便利です。
縦に切って、
食べやすい大きさに切っていきましょう。
全て切り終わったら、
ビニール袋などに小分けにして、おくと便利です。
袋に入れたら冷凍させましょう。
保存期間の目安は1カ月位ですが、それを過ぎても問題なく食べられます。
「まぁできるだけ早く使い切ろうぜ」
「冷凍した〈たけのこ〉を使う際はレンジでチンするか、お湯に入れて解凍するといいで」
「真竹を使ったレシピって何かないですか?」
「そうね。では別記事でこれを使ってパスタを作ってみよう」
レシピ記事:【パスタ】|シンプルだけど美味しい「真竹のぺペロンチー」の作り方レシピ
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