「こんにちは!今回は小麦粉のお話です。」
「意外と知らない小麦粉の種類の違いと、使い分けについてまとめたで」
皆さんは【小麦粉】の種類をご存知でしょうか?
一般的には、「強力粉」「薄力粉」「中力粉」に分けられます。
今回は、この小麦粉の種類の違いについてと、料理に使う際の使い分けについてまとめました。
「今後の料理する際の参考にしてみてくれ」
【小麦粉】の種類って何が違うの?【小麦粉】を料理に使用する際の使い分けまとめ
小麦粉の種類の違い
「そもそも、強とか中とか、薄とか何が違うんですか?」
「それはな、グルテンちゅーモノの入ってる量(含有量)によって違うんやで!」
小麦粉は「小麦」の表皮(ひょうひ)と胚芽(はいが)という部分を除き胚乳(はいにゅう)部分を粉にしたものです。
お店で小麦粉の販売欄を見ると、「強力粉」「薄力粉」「中力粉」と書かれたものが置かれてあります。
この違いは、小麦粉の中に含まれる「グルテン」の量の違いによるものです。
「強力粉」はグルテンが多く、「薄力粉」は少ない。
「中力粉」はその中間です。
「へーそのグルテンってモノが多いかどうかで名前が決まっているんですね!」
「で、グルテンって何ですか?」
「おぃぃぃぃぃぃ!!」
グルテンとは
「グルテン」または「麩質(ふしつ)」と呼ばれるたんぱく質の1種です。
小麦粉の中に含まれる、「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質が水と混ぜることにより絡み合い「グルテン」を作ります。
- 「グルテニン」+「グリアジン」+水+こねる=グルテン
「小麦粉に水を混ぜると、まとまるのはグルテンの力や!」
よってこの「グルテン」が多ければ弾力が出て、少ないと柔らかい仕上がりになるということです。
「この違いによって、料理によって使い分けるわけや!」
「なるほど」
【小麦粉】を料理に使用する際の使い分けまとめ
これは、あくまで一般的な分類なので必ずしもその料理に使わなきゃいけない!というわけではありません。
あくまで目安として考えておくといいです。
【強力粉】パン、ピザ、パスタ、など。弾力を出したい料理に使用します。
【薄力粉】お菓子作り、衣(天ぷら・ムニエル)など、あまり弾力を出したくないモノに使用します。
【中力粉】うどん作りに使用します。
「そもそも【中力粉】は売ってない所が多いので、【強・薄力粉】だけ覚えておけばええで。」
「へー。よくわかりました」
「ん?では【全粒粉(ぜんりゅうふん)】ってみたことありますけど、あれは何なんですか?」
「それも聞いちゃう〜」
【全粒粉(ぜんりゅうふん)】って何?
冒頭でも述べた通り、小麦粉は「小麦」の表皮(ひょうひ)と胚芽(はいが)という部分を除き胚乳(はいにゅう)部分を粉にしたものです。
「全粒粉」はその本来取り除くべき部分を取り除かず、そのまま粉にしたものです。
そのまま「粉」にしているため色々な栄養を「小麦粉」よりも多く含んでいます。
「お米でいう玄米みたいなものやで」
ただし「グルテン」の量は薄力粉よりも低いため、料理に使う際はまとまりがあまりよくありません。
ケーキのスポンジやふんわりと仕上げたいお菓子作りには向かないと言えます。
他の小麦粉と混ぜて使うといいでしょう。
「全粒粉の使用は、ふんわりとした感じを求めない【クッキー】などがオススメ」
まとめ
- 小麦粉は、「グルテン」の量で、名前が決まる。
- 種類は「強力粉」「薄力粉」「中力粉」がある。
- 「強力粉」はパンなどのモチモチ弾力を出したい料理に使用
- 「薄力粉」はお菓子・衣など、ふんわりと仕上げたい料理に使用
- 「中力粉」うどん作りに使用
- 「全粒粉」は小麦粉の玄米のようなものでグルテンが少ない。
「これを知っておけば小麦粉についてはだいたいOKや」
「では早速、小麦粉で何か作りたいと思います。」
「魚のムニエル。じゅるり」
「・・・」
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