毎年訪れる花粉の季節。
薬を飲んでも眠くなるし、なるべく薬には頼りたくない!
でも花粉症の症状は和らげたい!
そのような方も多いかと思います。
なので今回は「薬に頼らない花粉症改善方法をまとめてみました。」
「くしゃみ、鼻づまり辛いよね!ホント交換したくなる!!」
「どうすればいいんですか?」
「結論から言おう!!腸内細菌をコントロールすればいいんや!」
「なんだヨーグルトとかかよと思ったそこのあなた!」
「腸内細菌をコントロールは非常に重要なんやで。」
「花粉症」についての簡単概要まとめ
「まずは敵を知るところからや!!」
花粉症とは
花粉症はスギなどの花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかすみ、かゆみなどの辛い症状が出ます。
「おのれ花粉め!!」
原因
①花粉が体内に入ると、体がそれを「異物」と判断します。
②その花粉を排除するために〈IgE抗体〉というモノをつくります。
③次に花粉が入ってきた場合、先程の抗体が反応をし、「ヒスタミン」という化学物質が分泌されます。
④この「ヒスタミン」の働きで、くしゃみ、鼻水などの症状が起こり花粉を体内に排出しようということにより花粉症は起きます。
「要は体を守ろうとしている訳ですね。」
「そうや。いわゆる過剰反応っちゅうやつや。」
ちなみに、ハウスダスト・カビ・ダニなどによる鼻炎も原理は同じで、花粉症も「アレルギー性鼻炎」になります。
「ひどい症状の時は、ホント鼻取り換えたくなる。」
対策
対策は色々考えられます。
簡単にみてみましょう。
1.マスクで物理的に花粉をシャットアウトする
これは物理的に花粉が体内に入らないようにし、そもそものアレルギーの原因を体内に入れないようする。
普通のマスクを使うよりも、「環境省の花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)」では以下のようなマスクが有効とも言われています。
①ガーゼを10センチ四方に切り、2枚用意しておく。
②化粧用コットンを丸め、1枚のガーゼでくるむ(インナーマスク)
③市販のマスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
④鼻の下にガーゼでくるんだコットン(インナーマスク)を置く
⑤③のガーゼをあてたマスクを装着する
※息が苦しい場合には、コットンの厚さを半分にしてください。
「環境省の花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)」より
2.花粉を居住空間に持ち込ませない
外出中の衣類、外に干していた洗濯物のなどにはかなりの花粉が付いています。
これを、そのまま住居環境に持ち込んでしまうのも花粉症にはよくありません。
なので家に入る前に少しでも服を払ったり、掃除機で吸ったりすると良いでしょう。
「花粉以外のアレルギーにもこれは結構いい↓」
3.こまめに掃除機をかける
住居内に入ってしまった花粉を除去する方法として有効です。
寝る前に布団に掃除機をかけるなどすると結構効果があります。
「これは、ハウスダスト、ダニにも有効。」
ここまでは、物理的に「花粉」を除去する方法でしたが、「食事」で対策できないか見ていきましょう♪
「花粉症」に負けない体質作り、食事面からの対策
「花粉症に対抗する食事・食品について簡単にまとめてみたよ。」
食事面における対策はいくつかあります。
※尚、これを食べれば「花粉症」が治るとか、劇的に改善するということではありません。
食事による対策
1.腸内細菌を整える
2.善玉菌を増やす
3.食物繊維を摂る
4.脂肪・アルコールを控える
「?腸内細菌が関係あるんですか?」
「そう、あまり関係なさそうでけど、実はアレルギーには大いに関係しとる!」
「では詳しくみていこう」
1.腸内細菌を整える
免疫機能を高めるためには実は腸内環境を整えることが大事だったりします。
善玉菌の多い腸内環境は免疫機能が正常に作用し、善玉菌が増えると「抗体」の発生が少なくなり、アレルギーの症状緩和に役立つといわれています。
「へーそうなんですね。」
「あまり意識しないかもしれないけど実際重要なんや。」
「じゃぁ善玉菌って何から摂取すればいいんですか?」
「それは次や!」
2.善玉菌を増やす
善玉菌は主に発酵食品から摂取することが可能です。
納豆、キムチ、味噌、チーズ、お酢、醤油、などが豊富に含まれています。
善玉菌といっても種類は色々あるのですが、わかりやすいところでいうなら「乳酸菌」と「ビフィズス菌」があります。
逆に「悪玉菌」と呼ばれるのは、「大腸菌」のことです。
腸内の理想的な環境とは「善玉菌」を2割以上に増やし、「悪玉菌」を1割以下に減らすのがいいといわれます。
「へーじゃぁ善玉を増やして悪玉を減らすにはどうしたらいいんですか?」
「それは善玉・悪玉のエサを食事でコントロールすればいいんや!」
3.食物繊維を摂る
腸内の善玉菌のエサは「食物繊維」「オリゴ糖」です。
厳密には、「乳酸菌には食物繊維」「ビフィズス菌にはオリゴ糖」といった感じになります。
ちなみに、悪玉菌は「肉」で増えます。
「結局野菜中心の食生活が良いってことや。」
完全に肉を食べるなということではなく、「肉を減らしてその分野菜を食べる。」などの方法が良いでしょう。
「何事もバランスが大事や」
4.脂肪・アルコールを控える
できるだけ脂肪類を控える食事を心がけましょう。
特に肉の脂身は悪玉菌を増やすといわれています。
腸内で悪玉菌が増えてしますと善玉菌が減るため、花粉アレルギーが悪化する可能性があります。
またアルコールは肝臓で分解される際に出る、二日酔いの原因の物質「アセトアルデヒド」が原因でアレルギー症状が悪化する恐れがあるので控えた方が無難です。
「全く摂らない・飲まないのではなく、普段より減らすと考えよう!」
「今回は花粉症対策用にパスタを考えてみました!」
【花粉症対策メニュー】 「タラとキムチのスパゲッティ」の作り方
「今回は以下の3つのことに着目しレシピを考えてみました。」
- 脂肪を控える
- 善玉菌を増やす
- 食物繊維を摂る
材料(1人前)
スパゲッティ 100~150g(1.7mm)
タラ 1切れ
ゴボウ 1/2本
キムチ お好みで
チーズ お好みで
作り方
①材料を切る
タラ
タラは骨の部分を外し、
食べやすい大きさにカットします。
ゴボウ
食べやすい大きさに切るためにささがきにします。
鉛筆などを削るような要領で切っていきましょう。
②ソースベースを作る
オリーブオイルをひいたフライパンにタラを入れ炒めます。
軽く塩をしましょう。
「オリーブオイルは抗体を減らす働きがあるといわれている」
「サラダ油よりはオリーブオイルを選ぶ方がええで。」
タラに火が通たら、ゴボウを加え炒めましょう。
フライパンに白ワインを加えアルコールを飛ばし煮詰めます。
煮詰まったら、ボールなどにあけておきましょう。
③仕上げ
0.5~1%の塩水のお湯を作ります。
スパゲッティを加え茹でましょう。
ソースにキムチ、チーズを加え
茹で上がったらソースと合わせます。
「キムチを炒めてしまうと折角の乳酸菌が死んでしますので、直前に入れました。」
暖かいうちに麺を混ぜ合わせ、味を見てキムチや塩を入れて味を調整しましょう。
④盛り付け
皿に盛り付けて、
最後にチーズをのせたら完成です。
まとめ
あくまでこのメニューもこれだけ食べてれば大丈夫!これを食べれば治るといううモノではないので、日々の食事にはバランスよくとることが大事です。
そしてなにより、その食生活を続けることが大事です。
何事もすぐに結果は出ないので、今年の花粉症のがひどいようなら自分の食生活を見直し腸内環境を整えてみてはいかがでしょうか?
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