皆さんは「天草」とい海藻を知っていますか?
「寒天」と言えばなじみがあるかもしれませんが、実はその原料であり、つるんとした食感が人気の「ところてん」などの原料でもあります。
現物を見たことがある方は少ないかもしれませんが、実は「天草」は少しで結構な量の「ところてん」を作ることが可能だったりします。
今回は、この珍しい「天草」を使ったレシピになります。
- 「天草」を使ったレシピを知りたい!
- 「天草」を使って、ところてん以外作れないか?
など
とお考えの方は参考になると思うので読んでみて下さい。
~導入茶番~
久しぶりに実家に帰ったのでお土産持ってきました。
どうぞ

えっ?ナニコレ?
「天草」です。
いやぁ見りゃわかるけど、これ原料!!
昆布、ワカメなら寝るとき使えるけど。
これで、何か美味しいモノを作って下さい、「ところてん」以外で。
そこ縛るの!えッ?なに嫌がらせ?
よろしくお願いします。
上等や!やったろうやない!!
贅沢【天草】コーヒーゼリーの作り方
ところてん以外だとコーヒーゼリーがオススメや
材料

天草 25g
水 1ℓ
砂糖 110g
コーヒー豆 25g
作り方
天草を煮出す
①天草を軽く洗う


水に天草を浸し、軽くもみ洗いします。

ザルなどにあげ、水を切っておきましょう。
②天草を煮る

鍋に水を入れ、

天草を入れましょう。

酢を小さじ1、入れます。
入れたら火にかけましょう。
※酢を入れることで、抽出しやすくなります。

沸騰したら、15分位煮ます。

ザルでこして、液だけにしましょう。

これを冷まして固めれば、「ところてん」になります。
コーヒーを抽出する(ペーパードリップ)
お湯に溶くタイプのインスタントコーヒーならもっと楽ちんやで♪
ローストは濃いめの豆を使用しましょう。
今回はフレンチローストの豆25gで300ml位の濃いめに、抽出します。
①フィルターにコーヒー粉を入れる

紙フィルターをお湯で濡らしておくと、フィルターとドリッパーが密着します。
やらなくてもいいです。
お湯は捨てます。

豆を紙フィルターに入れましょう。
ムラなく抽出するために表面を平らにします。
ドリッパーを軽く振るか、叩くといいでしょう。
②コーヒーを蒸らす

少量のお湯を注ぎ、20秒ぐらい蒸らしましょう。
③お湯を注ぎ抽出する

コーヒー粉の中心に「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。
数回に分けて抽出しますが、少量のお湯で持続的に注いでもいいです。
お湯を注いだ時にできるコーヒー粉の盛り上がりが、フィルターに当たらない位の湯量で注ぎましょう。


大体300ml位のコーヒーがあればよいです。
材料を混ぜ合わせる
①天草の抽出液に砂糖、コーヒーを入れる

グラニュー糖を入れましょう。

ホイッパーなどで攪拌します。

コーヒーを入れましょう。
混ぜ合わせます。
②型に入れ冷やし固める

液を型に注ぎます。
粗熱を取るために、バットに氷水を張りましょう。


表面の泡をスプーンなどで、すくいましょう。
粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。

仕上げ

固まったコーヒーゼリーをスプーンなどで崩します。

アイスクリームを乗せましょう。

最後に周りにミルクをかけたら完成です。
完成:贅沢【天草】コーヒーゼリー

まとめ

【天草】で作りましたが、当然「寒天」でも、「アガー」でも、「ゼラチン」でもいいです。
ただしそれぞれ抽出温度に気を付けましょう。
天草は寒天と同じなので加熱する際は沸騰させます。
過去記事:今更聞けない!【ゼラチン】と【寒天】の違いとは?料理初心者に向ける「料理講座」第5回目
寒天同様、冷めればすぐに固まるので、時間はかかりません。
今回の分量の砂糖は十分な甘さが出る分量なので、コーヒーゼリーにシロップをかける必要はないです。
お好みで調整してみて下さい。
天草がなかなか手に入りずらいかもしれませんが、入手出来たら是非作ってみて下さい♪
これは!!
天草の香りとコーヒーの香りが合わさって本来の「コーヒーゼリー」よりも香り豊かな仕上がりになっていて美味しいです!
アイスクリームもとても相性がよく最強の組み合わせですね。
ねぇ、お土産なんだよね?なんでナマモノが食ってんの?
みんなも美味しいので是非参考にしてみてくだされ。
捌くぞ。
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